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タネヒネリとリュカとクラウスとフリントについて。





mother3鬱だったなぁ。。。


タネヒネリ島のクラウス→リュカの
「きみのほうが・・・きみのほうが・・・」
って台詞がきつかったなぁ。

深層心理の反映とするとアレはリュカが、クラウスが自分に対してこう思っているんじゃないかの現れなんですよね。
初見でこのセリフ見た時すっごく凹んだんだよなぁ。
きみのほうが・・・いなくなればよかったのに
って続くのかなーと思ってしまいまして。

いくつか見た考察だとクラウスがリュカに憧れてたのをリュカが自覚していた~(?)というような物が多かったんだけど、
自分の解釈では、リュカの形ない罪悪感の塊みたいなのを垣間見た気がして悲しーくなってしまって。
タネヒネリ島は全体的にそんな感じですけどね(´∇`)

リュカは小さい頃は泣き虫・臆病(内向的)であったんだから、クラウスに引っ張ってもらっていたんだよなーと。
クラウスはその有り余る行動力で章末みたいな事になってしまうわけで。
とすると、リュカがクラウスに憧れてたんだろうなあと思うんですよ。

4章以降、家や山やお墓と随分ぐるぐるしたものですが結局再会はまさかの最終章のフリントさん。
ネグレクト(育児放棄)状態でずっとクラウスを探している。
奥さんが亡くなって実の息子も行方不明、お墓参りと山の捜索で3年。
その間にリュカはたくましくなっていると表記されてるけど、何もかも一人でやらざるを得なくなってしまったために、変わるしかなかったのかなと感じてしまって。
シアワセのハコも受け取ってないから村でも異質の存在だし。
アレックは老人ホームに行っちゃってるし…
リュカが不憫で仕方がないです。

「おれは ちちおやとして とうとう まいごにさせていた じぶんの かわいい むすこを みつけたよ。
リュカ。 よろこんでくれるな。 とうとう にいさんを みつけたぞ。」

本編終盤のこのセリフだけを見ると、一見父親として家族を探していた良き姿に思えるのに、このあと数度話しかけ続けると出てくる以下のメッセージがすごく薄ら寒いんですよね。

「しつこいな。 おれの あたまのことだろう? そうだよ。「スキンヘッド」だったんだ。
「スキンヘッド」というのは ちょっと かっこつけた いいかただって?!
いつから おまえは そんな イヤミなにんげんに なったんだ?
こんな かいわをしているのは いいことじゃない・・・。 いいかげんにしろ!」

このフリント(帽子なし)と会話する前に、帽子が飛ぶアニメーションが入ります。
平和なタツマイリ村で、フリント一家が冒頭山火事のときにドアノブにカギをかけていた理由に繋がる話(ハゲを隠したかった?)なんですが、
ラストのラストでコレが出てきた時は背筋がすーっと冷えてしまったんですよね。
ラスト一行から人間性が滲んじゃってるのが…
ジョークにマジレスというか、本当余裕が無いのかそんなにハゲがコンプレックスなのか。
(この会話は何度も何度も話しかけないと出てこないので、今はハリが最優先だろ早く行け!ってニュアンスだろうとは思いますが┌(:3」┌)」)

妻が死んで、殺害現場を目撃して精神状態最悪の息子二人の目の前で暴力沙汰を起こすフリント。
タネヒネリのフリントの
「なぐってやる。 おまえを なぐってやる。おとうさんが おまえを なぐってやる。」
って台詞からもリュカは完全にトラウマになってますよね。
実際にDVはなかったにせよ、リュカは父親に対して壁ができていると思います。
いつから、って言ってるけどフリントとリュカは日常生活で全然会話してなかったのかな?


それでも家族だから
唯一生き残った息子である自分を放置してまで
いなくなってしまった兄の行方をひたすら探し続ける父親を見て、
(いてもいなくても同じ)自分のほうが、
(クラウスの代わりに)いなくなってしまえば父はこんな酷いことになることはなかったんじゃないかって思ったんじゃないかなあ。

それで、最初のきみのほうが・・・に戻るのですが。
リュカは泣いてばかりで何もしなかった、
クラウスを止められなかった3年前のことをずっと内心引きずってて、
クラウスとフリントに対する罪悪感からの
「リュカ リュカ ぼくと とりかえっこ しようよ。」
という台詞。
きついなあ。

"いてもいなくても同じ"と書いたけど、
リュカもある日突然ボニーと家を出ていくのに、フリントはリュカを「探してない」んですよね。
ニューポーキーでヨーネルさんも
「フリントは いまだに いなくなった むすこを さがして おるのかな?」
ってこれもクラウスを指してるし。
ラストバトルの演出がなかったらとんでもない父親やで…
終わった後の台詞もやっぱりクラウスのことだけどね…





もう散々言われてますが、タネヒネリはムーンサイドじゃなくてマジカントだよなぁと。
MOTHER3は
家庭の愛、
家族の絆豊かな心
友人
っていうのが欠落してしまったリュカにマジカントがなかったのがきついですね。
MOTHER1,2は(単身赴任でほぼ)母子家庭、3は強制父子家庭。
しかし父子家庭になっても父との目に見える繋がりがなかったっていうのは、
糸井先生の心境の現れなのかなぁ。
1,2の電話で父親なりの愛情を表現というのは、有名な話なんですけどね。

タネヒネリにお母さん(偽)が出て来なかったのは唯一の救いなのかな…。
鬱解釈しようと思えばどこまでも鬱解釈できる3が好きです。

そういえばタネヒネリ、ミッシーが最初なんで臭い臭い言ってるのかわからなかったんだけど、よくよく思い出すとあの幻想ゴージャス温泉に浸かってたからか(笑)
ボニーだけ入らないからなんかあるんだろうなとは思ってましたけど後々戻ってきた時ぎょっとするよね…(´∇`)




そのうちまた別のシーンのこと書こうかな。
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無題

考察読ませていただきました。

なるほどこういう解釈もあるんだなぁと。

もう一度やる必要がありそうです(笑)

もっといろいろ書いてくれるとありがたいです。

参考になりました。
aporo 2012/07/09(Mon)05::55 編集
無題
最後のクラウスとの闘いでフリントが庇ったあのシーンも実はクラウスだけを見ていたと解釈するということですかね?
うーんw タネヒネリは全てキノコによる幻覚症状だと考えて...幻覚って見ると快楽にも恐怖にもなるんじゃないでしょうかね。
誰かに刺されるとか悪口言われてるとか、目の前に見える人も自分を貶めようとしてるとか。
だから幻覚で見えた世界を現実に当てはめるってのも少し無理があるんじゃ

僕の解釈では、父親愛というものはリュカとクラウスにしっかり注がれてる気がします

NONAME 2014/05/05(Mon)14::43 編集
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